KLASICA × Sleepy PEOPLE 今回特別に製作して頂きました別注アイテム
”TRICOT (トリコ)”

私たちが今回とても気に入った、
手染めのコットンタイプライタークロスを用いた生地にて製作をお願いしました。
生地とモデルの相性も抜群で、自分たちが描いていた理想以上の素晴らしい仕上がり。

KLASICAデザイナーの河村さんから、製作の背景について詳しくコメントをいただきました。

TRICOT…Sleepy PEOPLE Edit
ノット オンリークラシック。

これを命題に企画されたモデルです。
初回のリリースは2022F/W. KLASICAの中ではすこし珍しい、ワークウェアを地でいくモデルです。
フレンチヴィンテージのディテールを抽出しつつ、最大の魅力であるシルエットは完全に現代のパターンニングで辿りついたモデル。

変化を多用しつつまとめていくKLASICAらしいアウトプットになっていると思います。
1930年あたりとされている非常にマイナーな方式のアームホールを採用して
可動域を稼ぎつつすっきりとみせています。

視覚的にはポケットの形状もフレンチものの馴染み深いラインをとっています。
ゆったりとしたボディは、マイルドな、なで肩と首に重量がしっかりかかるようにと、
洋服の機能は熟慮されてパターンに反映されています。

今回はここsleepy people流のアレンジ案が採用されています。手染の綿麻ウェザーの魅力を存分に。
ここまで軽量な生地でTRICOTを作ったのは初でしたが、結果は◎でした。

この加減はKLASICAになかなかできなくてとても勉強になりました。
23fwのメルトンやモールスキンと全く同じパワフルな縫製をこの薄手にあえて採用しています。
いい感じにパッカリングが起きるか。 

20番手、30番手の褪色していくコアヤーン糸を使用しています。
アルミボタンはボディのアンバランスさを強調させるため、1サイズ下の18mmのデッドストックを使っています。 

しわくちゃにきてもなんだか色気もありそうな感じがして、プレスしてパリッと切るのも悪くなさそうだし。
たぶん似合わない方は少ないはずで、どう着るか? 袖を通していただく方のスタイルで良さそう。
今は早速ショーツやスカートと合わせたりしても。サイズ選びも楽しみですね。

カサっとしたハリ感と軽さのあるコットンリネンタイプライター生地。
体に纏わり付かず、着心地の良さを感じて頂けるかと。

手染めならではの、奥行きと味わい深いマットな黒色は表情があって、いつものスタイルに重みを与えてくれます。

ジャケットとコートの間の様な絶妙な着丈バランス。
気兼ね無く着ていただけながらも、ばさっと羽織るだけで存在感があり、上品さも。

デザイン、生地、縫製、ボタンなど細部にまで抜かりないKLASICA × Sleepy PEOPLEの特別な一着です。

製作に至るまでの事や想いなど、詳しくは下記Blogにてご覧くださいませ。
［手染めのコットンタイプライター］
［KLASICA KELSEY…TRICOT…Sleepy PEOPLE Edit］