50’sフランス海軍の珍しいディティールのブルゾンを元に製作された VESTE MAICHE (ヴェストゥ メシュ)

こちらの生地は、縦糸に天然藍で枷染めを施したスーピマ糸を使用し、緯糸にヘンプ糸をしっかりと打ち込み織り上げられたOUTILオリジナルのコットンヘンプのデニム。
枷染めとは、壺の中に入った天然藍を綿糸に浸しては取り出し空気に触れ酸化させて糸に色をつけていく。
その工程を何度も何度も手作業にて繰り返し染めていくという、非常に手間と時間をかけて丁寧に作られている事を感じて頂けるかと。

フランスの古いデニムにありそうな、ややグレイッシュな何とも言い難い美しい青色。
フランスの空や情景が目に浮かぶような独特な色合いと生地感は、まるでヴィンテージのような佇まい。
ムラ感や、藍染だからこその青色がとても美しくて、OUTILらしさを深く感じて頂ける一品。

特徴的な襟元に、首元から裾にかけての独特な前立ての仕様に5つのボタンが並ぶフロント。
左右についた大きめなDポケットがこのジャケットの存在感を放ちます。
立体的でゆとりある袖は動きやすく、程よい身幅がながらもすっきりとしたシルエットのジャケット。
襟までボタンを留めた時と、開けて襟元を倒して着るとまた雰囲気が変わります。

気兼ねなくガシガシ着ながら、シーズン問わず永く着ていただけるデニムジャケット。
生地や色合いの経年変化も楽しみな一着です。

［OUTIL / PANTALON ARLES］とのセットアップでの着こなしもおすすめです。